この記事では、『チ。ー地球の運動についてー』の最終回はどうなるのか?
『チ。ー地球の運動についてー』が史実に忠実なのか?語っていこうと思います。
また『チ。ー地球の運動についてー』を読みたい。という方に『チ。地球の運動について。』をお得に読む方法も調べてみました。
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Contents
『チ。 ―地球の運動について―』とは。地球が動いていると信じるもの達のドラマ。
作者 | 魚豊 |
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巻数 | 既刊7巻 |
連載誌 | ビックコミックスピリッツ全62話 |
出版社 | 小学館 |
Wikipedia | Wikipedia |
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想は極刑とされていた時代。最初の主人公ラファウは周りから神童と呼ばれ、大学には飛び級で入学予定だった。
しかしある日、彼は異端思想としてもっとも厳しく取り締まられている『地動説』を知る。これは地動説の美しさに惹かれた人達の物語である。
『チ。 ―地球の運動について―』では主人公が移り変わっていきます。ジョジョやスターウォーズのようにサーガが描かれる訳ではなく、地動説に関わった色んな立場の人達の生き様が描かれていきます。
異端思想者はどんどん火あぶりや拷問を受けるシーンがあり、現代の倫理観では考えられませんが、その非日常感が逆に引き込まれます。
しかし、微グロ注意であり、目に見えて残虐な描写はありませんが、かなりリアルな拷問のやり方が描かれるため、耐性のない方は注意が必要です。
物語の登場人物は様々な立場の人間が描かれるのも『チ。 ―地球の運動について―』の魅力であり、主人公が移り変わっていくというのも面白い要素です。
主人公が変わっていくと感情移入がしにくいというマイナスもありますが、過去の主人公達が積み上げてきたことが1つに集約していく面白さがあります。
「第1集の主人公の前に名も無き主人公達がいたのだろう。」そう思わせてくれる作品です。読み返してみると、第1集の始まりも世代交代から始まります。
色んな人や色んな思想がでてくるものの、だんだんとひとつの真実に物語が向かっているのが『チ。 ―地球の運動について―』の面白さです。
地動説をめぐり大きくなっていく人間関係。『チ。ー地球の運動についてー』の主な登場人物。
ラファウ
周りから神童と呼ばれる12歳。飛び級で合格した大学では神学を専攻していましたが、『地動説』の存在を知ってしまい、徐々に惹かれていく。
ラファウは合理的に生きることを自らの信条としていました。当時異端とされていた『地動説』を研究することは合理的な生き方では無いとわかりつつも、惹かれていってしまう様は迫真で第1集からこの漫画はどういう人達を描いているのか理解できます。
オクジー
2章から登場する主人公(?)。ネガティブ思考で現世になんの希望も見出しておらず、早く天国に行きたいと願っている。
代闘士という決闘の代理人をすることで生計を立てており、周りからもは賎しいと蔑まれているものの本人は何も思っていない様子。
文字もあまり読めず現実に無頓着な彼も、地動説に徐々に心惹かれていく。
ただ、オクジーの場合は“地動説”というよりも“地動説に関わる人達”に心惹かれて、価値観が変わっていったような印象です。
オクジーは個人的にも好きなキャラクターの1人です。
地動説探求という難しいことは正直よくわからないけれど、その目標に向かって頑張っている人達の行動に心が惹かれを応援するというなんともかっこいいキャラクターです。
他人の夢を本気で応援し、仲間を信じてるからこそそれに命をはれる気高さを持っていて、最初のネガティブキャラからは想像できない成長をとげます。
バデーニ
2章から登場する主人公。オクジーと共に地動説の探求を目指す。
職業は修道士で劇中でもっとも“知”という部分に焦点が当てられたキャラクターだと思います。知識量、計算力、洞察力は常人よりはるかに優れています。
それ故に傲慢で自分の“知”に固執し自分の研究成果を取った友人に決闘をもちかけるほどですを(とても修道士とは思えない。)
しかし、バデー二も劇中で地動説を探求するうちに、オクジーと共にいるうちに心境に変化がおきました。傲慢な性格は変わりませんでしたが、彼の中の“知”という概念が変わったような気がします。
バデー二の中で知とは一人で積み上げていくもの。しかし、地動説という一人ではたどり着けない真理を求めるうちに、彼は”知の共有(情報の共有)“の大切さを学んだようです。
『チ。ー地球の運動についてー』という作品は地動説という真理を各時代の人間達が追い求めていく物語です。
現実の世界でもロストテクノロジーや失われていく伝統がある中で、知識を共有することや後世に伝えることの大切さに気づけた彼は劇中でもっとも成長したキャラクターであり、またこの漫画のテーマを体現したキャラクターでもあると思います。
ドゥラカ
黒髪一つ縛りの少女。第3の主人公。
幼少期に両親を亡くし、残された肉親の叔父は毎日飲酒三昧という最悪の家庭環境で育っており、生活のために時には犯罪に手を染めることも。
そのせいか運動神経や暗記能力など生活の助けになる能力は同年代の子供達より優れており、判断能力も高く重要な決断を間違えないというリーダー向きの資質を持っています。
作中ではまだ最期をむかえていませんが、個人的にはドゥラカには最後まで生きていて欲しいです。
ノヴァク
元傭兵の異端審問官。地動説にも天動説にも興味はないが仕事とあらば無実の人も拷問する仕事人。
仕事のためと割り切って異端者を拷問し、処刑することを仕事としており、顔色1つ変えることはありません。
しかし、家族(娘)を大切に思っており、自分のしている仕事も娘には伝えておらず、もしかすると心のどこかで罪悪感を抱えているのかもしれません。
作者曰く人物造形のヒントにしたのはナチスの「アドルフ・アイヒマン」や“敵になった野原ひろし”とのこと。
拷問を楽しむ狂人でもなく、天動説を信じる信仰心もない。仕事と割り切って自分の信念だけにしたがって地動説論者達を追い詰めているだけあってなかなか手強いキャラクターです。
ヨレンタ
天文研究助手。若くて施設内でも随一の優秀な頭脳を持っているものの、『女だから』という理由だけで重要な研究に参加させてもらえず、その現実に絶望している。
バデー二と出会い地動説を探求するようになるが、実はヨレンタはノヴァくの娘であり、ノヴァクの有能さを妬む同僚達に異教者として密告されてしまいます。
ヨレンタは命からがら異端審問官から逃げたものの、逃げられた事実消すためノヴァクの同僚達が死体を偽装し、ノヴァクは娘を奪われたことから地動説論者を心から憎むようになってしまいます。
ヨレンタは成長した後、自らの思想を世に広めるため暗躍する組織を結成しており、後にドゥラカとも出会うことになります。
“女だから”“異教徒だから”と差別まみれの世界に対して腐らず、ただ1つの真理を求める姿は、正直作中のキャラクターのなかで一番輝いています。
ヨレンタやドゥラカは果たして生きて最終回を迎えることができるのか、それとも壮絶な最期を遂げ、次の世代に自分達の叡智を引き継ぐのか。楽しみです。
『チ。ー地球の運動についてー』最終回は?ネタバレ注意。
『チ。ー地球の運動についてー』主人公事に第一部、二部と続いていきます。
上記で紹介した1人目の主人公ラファウのお話は第1集で終わります。短話だと4話で終わります。
地動説というこの世の真理と自分の安定した将来を天秤にかけた時、ラファウは地動説を取りました。自らの最期には処刑されるのではなく自分で用意したワインの毒を飲むことを選びます。
大人顔負けの凄みがあり、ノヴァクの地動説との因縁はここから始まりました。
第1集は短く、ポイントに余裕がなければ正直第2集から読み始めてもいいかもしれませんが、『チ。ー地球の運動についてー』という作品のテーマや人の底すらない探究心、好奇心がリアルに描かれています。
第二部は第5集までで、6集以後は3部になりまだ完結していません。
第二部はオクジーとバデー二の2人が主人公です。
三部までない中で言うのもなんですが、個人的には第二部が1番面白いと思いました。
オクジーとバデー二の出会いから、2人が出会った後の心境の変化までしっかり描かれており、地動説というものが人にどう影響を与えるかも丁寧に描かれています。
オクジーとバデー二の2人にとっての“チ”とはなにか?がしっかり物語の中で語られているので、第二部だけでも多くの人に読んでもらいたいですね。
『チ。ー地球の運動についてー』の読者の評判や感想は!?
『チ。ー地球の運動についてー』の最終回は4月に発売された週刊スピリッツにて掲載されましたが、まだコミックでは発売されていません。
ここからは最終回のネタバレ注意です。
『チ。ー地球の運動についてー』は賛否両論ありますが“賛”が多いような気がします。
おもに“賛”の感想として
・人生で読んだマンガの中でこんなに感嘆したことはない
・最終話に納得
・自分達も託されたものは何か、託していかなければならないものはなにか考えて生きていきたい。
“否”の感想
・最終回が第1話の描写と違う回想シーンがあり意味不明
『チ。ー地球の運動についてー』の最終回ではなんと、第一部の主人公ラファウや第二部主人公のオクジーも登場しました。
回想シーンなのか妄想シーンなのか不明ですが、明らかに彼らの容姿は連載当時とは異なりました。
そこが読者の混乱をよんでしまったようです。しかし、全体的には綺麗にまとまっており、コミックスの終わりは第8巻(太陽系の数と一緒)になるという完璧な美しい漫画といえるでしょう。
ただのお涙頂戴で終わらず、しっかり主要人物たちの最期を描いたのは他の漫画にも見習って欲しい部分です。
『チ。ー地球の運動についてー』はつまらない?史実と違うと言われ続けていたが…。
“否”の感想としてもうひとつ、連載中の当時『チ。ー地球の運動についてー』は史実と違うと言われていました。
たしかに史実では異教徒狩りのようなことは少数で拷問や火あぶりなども、ガリレオの話が有名なだけに尾ひれがついてしまったものです。
しかし、その点は作者もしっかり『チ。ー地球の運動についてー』はフィクションだと言及しており、作品内でもその土地(主人公達が生きている国や地域)だけ特別異教徒バッシングが強いことが語られています。
先生の他作品を読むには?『チ。ー地球の運動についてー』以外の魅力的な作品。
『チ。ー地球の運動についてー』以外にも魚豊先生の作品には素晴らしいものがあります。
『チ。ー地球の運動についてー』を読んで魚豊先生の他作品が気になる人にはまんが王国の作者検索がおすすめです。
中でも『ひゃくえむ』はオススメです。
生まれつき足が早い男の子トガシが主人公。「友達」も「居場所」も、足の速さで手に入れてきました。
しかし、その立場はそうそうに崩れます。小6の秋、初めて敗北を味わい、絶対の自信だった足の速さを失う恐怖を知りました。
ただ、恐怖と同時に味わった本気の高揚と興奮をトガシは忘れられず100m走の世界に人生をかけて挑んでいきます。
誰でも共感できる経験、自信の喪失に対して主人公トガシの考えや姿勢が面白く、読んでいてあっという間に最終回まで読んでしまいます。
『チ。ー地球の運動についてー』を読み終わって魚豊ロストのみなさん。ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
『チ。ー地球の運動についてー』が読めるおすすめアプリ・サイト
『チ。ー地球の運動についてー』』がお得に読めるアプリ・サイトは以下になります。
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