この記事では、『不安の種』についての解説、プラスやアスタリスクなどの種類はなにがちがうのか?
登場する怪異たちの考察や紹介を、わかりやすくまとめています。
また『不安の種』を読み始める、という方に『不安の種』をどこで読めばいいのかもあわせて紹介していこうと思います。
手っ取り早く読みたい場合は、まんが王国がおすすめです。
『不安の種』とは?傑作揃いのホラーオムニバス。
『不安の種』のジャンルはホラーオムニバスであり、基本的には1話完結の短編集です。
作者 | 中山昌克 |
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巻数 | 不安の種全3巻 不安の種+全4巻 不安の種*既刊4巻 |
メディアミックス | 映画 |
出版社 | 秋田書店 |
Wikipedia | Wikipedia |
例外的に『おちょなんさん』などの有名な怪異(大物怪異)は、続きのお話や登場人物だけ変わって別話に怪異だけ同じものが登場することがあります。
ただ前編、後編というように同じ怪異のお話が立て続けに続くことはなく、数話置いてから再登場するようなパターンが多いです。
「何気ない日常のなかに突然現れる怪異」を描いており、お話のパターン的にはこれまでの都市伝説もの・怪奇ものにありがちな王道パターンです。
しかし、現れる怪異達のビジュアルは一度みたら二度と忘れられないような、人によっては見た目だけでトラウマになってしまうほどインパクトが強いです。
『不安の種』の特徴として一部の例外を除き、各エピソードの舞台となった場所や時期が記されています。
他にも
・作中で起こった怪事件や怪異の発生は未解決でもお話が終わる。
・登場人物の生死不明のまま、読者に不安を煽って終わる。
など、とにかく読み終わったあとでも読者が感じた恐怖が尾を引く構造になっています。
他のこの手の漫画はたいてい怪異に対する対策方法を明かしてくれるが、『不安の種』に関してはほとんど明かされません。
“日常に潜む恐怖”を現実でも意識させるような怖さが『不安の種』の醍醐味です。
『不安の種』あらすじ。『不安の種+』『不安の種*』は何が違うの?
不安の種にはプラスやアスタリスクなど種類があるように感じます。短話やコミック版などで話が被っているのか心配な方もいるかもしれません。
安心してください。『不安の種』は無印のものとプラスやアスタリスクはすべてお話が違います。
順番としては、『不安の種』→『不安の種+』→『不安の種*』で読むのがおすすめです。
当時『チャンピオンRED』『週刊少年チャンピオン』にて連載していた連載されており、『週刊少年チャンピオン』に移籍した際にタイトルが『不安の種+(プラス)』に変わりました。
個人的におすすめなのは『不安の種+』です。下記でも詳しく語りますが、『おちょなんさん』などの有名な怪異が多く出てきます。
他の巻もどれも面白いお話ばかりですが、『不安の種+』の一巻の読了した後の満足感はシリーズ一番だと思います。